朝起きて、やる気が起こらない、体がだるい、重い、きついことってありますよね。
あれもこれもやらないといけないのに、体がついていかない、気持ちが焦りますよね。
これって塩不足、ミネラル不足かもしれません。
塩不足、ミネラル不足は、元気が出ない、食欲不振、無気力などの問題を引き起こすといわれています。
塩でミネラルを補う
日本人には、ミネラルが足りていないと言われています。
ミネラルは、体の細胞を正常に機能させるために必要なものです。
体の老廃物を解毒してくれるので、自然治癒力には欠かせないもので、体のさまざまな部分をうまく調整してくれています。
添加物を分解するのもミネラルが使われていますが、ミネラルを摂っていないと添加物が出ていかないのです。
添加物が体に溜まっていくと、血管を通じて全身のあらゆる組織へと運ばれ、少しずつ蓄積します。
さまざまな臓器の機能を低下させる原因となったり、腎機能障害といった病気の原因になることもあります。
また、ミネラルは人間の生命維持や代謝に欠かせない栄養素なので、不足すると生命維持に欠かせない酵素の生成の妨げになり、体に悪影響をもたらし、さまざまな病気を誘発することになるのです。
そして、心臓の動きや脈の調整もしてくれるので、怒りっぽい人はミネラル不足で、穏やかな人はミネラルが満ちているからともいわれています。
ミネラルの入った天然塩
ミネラルを補給するために塩を摂ることが大事です。
塩は、ミネラルバランスが優れているからです。
塩は塩でも精製塩ではなく、天然塩を摂ることが重要です。
精製塩だと塩化ナトリウムは摂れますが、ミネラルは摂れません。
天然塩と精製塩の違い
天然塩は、海水を引き入れた塩田で天日、釜炊きで作った塩です。
塩化ナトリウム以外のミネラルが豊富に含まれています。
精製塩は、イオン交換式とういう化学工業的な製塩法で作られた塩です。
高濃度の塩化ナトリウムを含みますが、その他のミネラルをほとんど含みません。
塩分の摂りすぎによる高血圧などの症状は、精製塩(塩化ナトリウム)の摂りすぎなのです。
天然塩と精製塩の見分け方
天然塩と精製塩の見分け方は、製造工程に違いがあります。
パッケージの裏に製造方法が記載されています。
天然塩の製造工程 | 精製塩の製造工程 |
---|---|
天日 | イオン膜 |
平釜 | イオン交換膜 |
逆浸透膜 | 立釜、溶解など |
天然塩で免疫力アップ
天然塩は、体の体温を上げて免疫力をアップさせます。
免疫細胞が正常に機能する体温は、36.5℃といわれていますが、体温が1度上がると、免疫力が最大で5〜6倍上がるといわれています。
体温が1度下がると免疫力が30%下がるといわれているので、体温アップは免疫力アップにつながるのです。
体温と免疫力 | |||
---|---|---|---|
38℃ | 免疫力が強くなり、白血球が病気と戦う | ||
37.5℃ | 菌やウイルスに強い状態 | ||
37℃ | 体内酵素が活性化 | ||
36.5℃ | 健康体、免疫力旺盛 | ||
36℃ | 震えることで熱生産を増加させようとする | ||
35.5℃ | 自律神経失調症、アレルギー症状が出る | ||
35℃ | がん細胞が最も活発に増加する |
体温が低いとさまざまな病気や、癌になりやすいとも言われていますので、体温を上げることは健康維持につながります。
塩を舐めて回復
塩不足、塩が足りないとやる気や気力が湧いてきません。
私は、体がだるい、重い、きつい時は、ミネラル不足だと思い、天然塩を舐めています。
だいたい大さじ1杯くらいの量です。
辛くてしょっぱいので、結構大変ですが、塩を舐めてすぐにお茶を飲んでいます。
そうすると、甘みが出るので塩を舐めやすくなります。
塩を舐めて数時間後(忘れた頃に)、いつの間にか体が不思議と軽くなります。(個人差あります)
私は、少しでも体の不調を感じると、すぐに塩を舐めるようにしています。
おすすめの天然塩
天然塩もいろいろあってどれを選べばいいのか迷ってしまいます。
「海の精」が有名ですが、他にもいい塩がたくさんあります。
一番のおすすめ「神宝塩」
私の一番のおすすめは、「神宝塩」です。
いろいろ試しましたが、この塩が一番美味しいです。
「神宝塩」は、世界中から良い塩を集めてブレンドしているそうです。塩田の天日塩、釜炊きのせんごう塩、揚浜の塩、竹筒に入れた焼き塩、燻製塩など人が手作りした塩17種類をブレンドしています。
そのまま舐めるとわかるのですが、他の塩と比べてまろやかで、そんなに辛くないです。
少し温泉卵のような味がします。誰にすすめても美味しいと言われます。
私は料理にも使っていて、そのまま舐めてよし、調味料として使ってよし、と万能な塩です。
よく作るのが野菜たっぷりのスープです。調味料は他に入れず、野菜スープにこの「神宝塩」だけ入れます。塩だけで、他の調味料は入れなくても充分美味しいスープが出来上がります。
沖縄の海そのままの塩「ぬちまーす」
「ぬちまーす」もおすすめです。
こちらは、舐めるとしょっぱくて辛いです。
パウダー状でとてもキメが細かい塩です。常温瞬間空中結晶製塩法で、海水を霧状にして、水分だけを蒸発させることで、海洋成分をそのままパウダー状に結晶化しているとのことです。特許製法だそうです。
マグネシウム、カリウム、カルシウムのにがり成分が豊富に含まれていて、100gあたり、マグネシウム 3360mg、カリウム 970mg、カルシウム700mg含まれています。
私は、天ぷらやしゃぶしゃぶ、焼肉のつけ塩として使っています。つけ塩としての使い方がおすすめです。
キメが細かくてしっかりとした味なので、素材の旨みを引き立ててくれます。
塩についてまとめ
江戸時代、日本では海に行って健康回復のために海水に入るということをしていたそうです。湯治と同じで、病気になったら海水に入るという時代があったそうです。
そして、病院で使われる点滴が生理食塩水です。緊急時、輸血までの間、一時的に血漿量を維持する目的でも使用されます。
また、添加物、砂糖、農薬、ストレスなどさまざまな要因で、体に不調が出ることがあります。
この不調の原因を分解したり、中和させたり、外に出すためには、やはり塩です。塩は健康維持のためにはなくてはならないものなのです。
体調が良くなると、心の調子もよくなってきます。
体の不調を改善するには、精製塩は減塩、天然塩は増塩です。